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Heterosis/雑種強勢とDiversity/多様性

  - 2016年7月11日  Culture

もう、一ヶ月以上も前のことになるが、筆者が嘗て所属していた会社A社のライセンス部出身者(Ex-A)による夕食会が日本橋界隈で開催され,筆者も,軽井沢から新幹線ハクタカに乗り出て来て参加した。現役で働く若者(?)が殆ど(7/10名)であったが,皆さん例外なく実に楽しそうで生き生きと仕事をし,人生を楽しんでいるように見えた。A社にあのまま居続けたらこれ程までは!!などと思える程,皆が夫々の持ち場で責任ある立場・役職で活躍していたのが印象的であった。

何故だろう?

狭い範囲での業務能力を磨くには一つの会社で続けるのも悪くはないが,広範で多彩なビジネス能力の育成といえばやはり複数社を適度な期間(3年以上?)を経て廻り多くの異種の経験を混合することであろう。

さて,皆さんは,「Heterosis/雑種強勢」という言葉をご存じだろうか?この頃よく耳にする「Diversity/多様性」とも,ある意味,類似点を持つ言葉であり、Global企業の強点の一つでもある。

筆者の庭に「しなのスイート」を昨年4月に小諸の林檎観光農園の方に植えて頂いた。「アルプス乙女」を受粉樹として近くに植えた。昨年は,「しなのスイート」の樹勢が弱らないようにと言うことで強く摘果し16個だけを残して完熟させ収穫した。もぎたての550gもの大型の果実のおいしさは筆舌に尽くしがたい程実に美味であった。

林檎は一般に異種受粉でなければ容易には結実しない。サクランボもオリーブも栗もアケビ(山形県では野菜)もそうであり,異種受粉で初めて優れた実がなる。(なお念のため,キューイ,銀杏,山桃は雌雄別株;瓜類は雌雄異花であり別の話であることに留意!)そう言えば、ヒトに関しても,スポーツやその他の世界でもこの頃,極だって運動能力等に優れた混血の若者の活躍がTVで目に付く。筆者も外資のN社に何年か籍を置いてみて,多様性と言うことが業務能力の形成と発展に如何に重要かを多少なりとも理解できた様な気がする。

とは言っても、(日本とは異なり)Diversityが大きく進んだ米国/英国/その他のEU諸国でも、移民を嫌悪する異邦人差別の風潮が益々強くなっているようであり、Diversityへの流れへの逆行/揺り戻しが感じられる。熱力学で昔学んだ閉じられた系で熱力学的には不可避な「Entropyの増大に抵抗」する如き行為は、大局的に見れば貴重なEnergyを無駄に消費する最たるものであるようにも思える。

2016-7-11 [EDIT]




 

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