競合禁止条項-1
2005/7/6の日経新聞朝刊の記事によると、「第一製薬は5日、脳梗塞(こうそく)再発予防薬「プラビックス」(承認申請中)の国内の営業権を仏サノフィ・アベンティスに返還すると発表した。第一と経営統合する三共がプラビックスの競合薬を開発中のため提携内容を見直す。今後営業権はサノフィ日本法人が持ち、第一は販売支援や製造受託などの協力にとどめる。」と言うことである。
日本にも遂に、製薬企業の合併の波が押し寄せてきた。ライセンス担当者にとっては千載一遇のチャンスである。「Plavix」は全世界で年5,000.億円の売上げを誇る大型製品である。今回は、第一製薬の協力が引き続きあり、他の国内製薬会社が割り込める余地はないかも知れないが、今後同様のケースは増加するであろうし、導入できるチャンスも増えて来るのである。